物理工学コースからのおしらせ

講師：植田 高寛氏 (成践大学)

演題：LHCにおける精密フロンティア

日時：7月4日(水) 15:00～

場所：工学研究院　総合研究棟　W202室

欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)での 実験によって、素粒子物理学の標準模型の枠組みの中で予言されて いたヒッグス粒子が発見されたが、当初期待されていた他の素粒子 の発見など、標準模型を超える物理の確固とした兆候は観測されて いない。もしこの先LHCで標準模型を超える物理の兆候が見える とすれば、新粒子を介した輻射補正の効果の間接探索、つまり高精度 の実験データと高精度の理論予測の比較によるものである可能性が ある。本講演では、LHCなどのハドロン衝突型実験をターゲットとした高精度理論計算の近年の進展と現状を概説する。

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