物理工学コースからのおしらせ


R03年度 物理工学 談話会開催について

物理工学ユニットでは、以下のように談話会を開催します。


講師:岩田 寛 氏(社会人博士課程後期)

演題:反応性スパッタ法によるPEFC向けZrON触媒の製作と評価

日時:5月 21日(金)16:30~

場所:総合研究棟 W202 室


地球温暖化対策の一環として、固体高分子形燃料電池(PEFC )の自動車への利用が進みつつあるが、このPEFCに必要なPt触媒を安価な代替物質へ置き換えることが求められている。
・複数あるPt代替触媒物質の中からZrONを選定し、プロセスが簡便な反応性スパッタ法で成膜合成した。
・成膜源には、低ダメージかつ高速成膜可能な円筒形内周スパッタカソードを開発し製作した。
・グラッシーカーボン基板上へZrONを成膜する際、酸素流量を変化させるとZrONの膜構造が変化し、触媒活性が高くなる構造が存在することが確認できた。
・PEFCへ適用させるために必要なカーボン粉末表面へのZrON成膜もでき、触媒活性を持つことが確認できた。
・今後は、PEFC向けPt代替触媒に適合するZrONの構造と成膜条件をさらに追求し明確にする。

ポスターはこちらをご覧ください。

世話人:関谷隆夫