物理工学コースからのおしらせ

物理工学ユニットでは、以下のように談話会を 対面形式で開催させて頂きます。

講演者：芦原 聡 教授（東京大学 生産技術研究所）
演題：　赤外超短パルスレーザーのもたらす可能性　～振動分光を超えて～
日時：　2023年11月22日（水）14：40 - 15：40
場所：　総合研究棟　W202会議室

概要：赤外波長域は、古くから振動分光に有用であることが知られており、熱光源を用いた分光法は広く普及している。 赤外域の超短パルスレーザーは、指向性・集束性に加えて、広いスペクトルと短時間性を併せもつため、高分解能・高感度計測、時間分解計測、周波数相関分光など、熱光源では叶わない新たな振動分光を可能にすると期待される。 このような背景を踏まえ、我々の研究グループでは、赤外域の超短パルスレーザー光源の開発、新規振動分光法の創出、さらに は、赤外パルスによる分子制御法の開拓に取り組んでいる。 本講演では、２価クロム添加カルコゲナイド材料をゲイン媒質とする波長２ミクロン帯のモード同期レーザーの開発[1-3]、その光源を活洋したバックグラウンドフリー振動分光法[4,5] 、さらには、赤外パルスによる分子の高振動励起・回転励起への取り組みについて紹介する[6-8]。



どなたでもお気軽にご参加いただけます。
ポスターはこちらをご覧ください。

世話人：片山郁文