物理工学コースからのおしらせ


R06年度 物理工学 談話会開催について

物理工学ユニットでは、以下のように談話会を 対面形式で開催させて頂きます。


講演者:中野 佑樹 助教(富山大学理学部)
場所: 総合研究棟 W701室
演題: Super-Kamiokande検出器を用いた宇宙線ミューオンの酸素原子核捕獲事象由来の放射性物質の測定
日時: 2024年12月20日(月)15:00 -

概要:
 Super-Kamiokande実験は岐阜県飛騨市神岡町で約30年に渡って観測運転を継続している。  太陽ニュートリノや超新星背景ニュートリノ探索ではMeV領域のニュートリノ信号を観測する必要がある。 一方で、これらのエネルギー領域は、Gd水中に含まれる放射性不純物や、宇宙線ミューオンが酸素原子核を破壊する際に生成される放射性物質によるバックグラウンド事象が信号と重複する。 本研究では、このような放射性不純物の内、負の電荷をもつ宇宙線ミューオンが酸素原子核に捕獲された場合の長寿命な放射性物質の生成率の測定を試みた。 本講演では、ミューオンの電荷比の測定手法とその結果を簡単に紹介し、その後、本研究で得られた16N、15C、12Bの生成率と分岐比に関する測定結果を報告する。

どなたでもお気軽にご参加いただけます。
ポスターはこちらをご覧ください。


世話人:廣島 渚