物理工学コースからのおしらせ


R07年度 物理工学 談話会開催について

物理工学ユニットでは、以下のように談話会を 対面形式で開催させて頂きます。


講演者:村田佳樹准教授(日本大学文理学部物理学科)
場所: 総合研究棟 W701室
演題: Spin systems as quantum simulators of quantum field theories in curved spacetimes
日時: 2025年4月18日(金)16:15 -

概要:
本講演では、(1+1)次元における曲がった時空中の場の量子論が量子スピン系によって実現できることを示す。 特に、一次元リング上のスピン1/2模型に着目し、空間的および時間的に変化する結合定数および磁場を考える。 このモデルは、連続極限においてマヨラナ粒子を記述する場の理論に帰着する。 この対応関係に基づいて、スピン模型のパラメータと計量の間の「辞書」を確立する。 一般的な対応関係の解説後、フリードマン宇宙を単純な例として考察する。 上記の辞書に従うと、フリードマン宇宙の場の理論は、時間依存する横磁場を持つイジング模型に対応する。 この横磁場イジングモデルを用いることで、膨張する宇宙におけるマヨラナ粒子の生成をシミュレートできることを示す。

どなたでもお気軽にご参加いただけます。
ポスターはこちらをご覧ください。


世話人:馬場 基彰