物理工学教育分野・EPの紹介(概要)
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理工学部、数物・電子情報系学科、物理工学EPは、真に革新的な科学技術の発展を目指し、柔軟な科学的・創造的な思考法を持つ人材の育成という社会的要請に応えるため、2011年4月の理工学部の新設に伴い設置され、これまで実績のある「学士(工学)」の学位に加え、2015年3月に横浜国立大学開設以来初めてとなる「学士(理学)」の学位を持つ卒業生を輩出することができました。
本学の実践性、先進性、国際性の理念に基づいて、数物・電子情報系学科・物理工学EPでは養成する人材像としてディプロマポリシーとそれを実現する教育課程の編成方針としてのカリキュラムポリシーをYNUイニシアティブに掲げ、取り組んでいます。
【物理工学教育プログラム・ディプロマポリシー】
· 物理学の分野において、幅広い視野に基づいた総合的な思考力と豊かな創造性を備えた人材
· 物理学的観点に立脚して科学・技術を理解し、新たな理工学を創出する人材
· 既成の物理学の研究分野の枠にとらわれず、学際的、融合的分野にも積極的に取り組める人材
「数物・電子情報系学科では、情報工学、通信工学、電気・電子工学、数理科学、物理工学の広範な分野において、主体的に課題を探求し、広い視点から総合的かつ柔軟に問題を解決できる高度な技術者・研究者を育成することを教育研究の目的とする。そのために、数学、物理学の基礎教育を充実し、さらに電子情報システム、情報工学、数理科学、物理工学における各専門分野の教育を体系的に行う。」
数物・電子情報系学科、物理工学EPには毎年90名の学部生が入学していますが、進学に対する意欲は高く、その約7割が本学、あるいは、他大学の大学院へ進学しています。 大学院進学者のうち約6割は、本学の理工学府博士課程前期の2年間の課程に進学しています。 さらに博士課程後期3年の課程に進学する人もいます。 このように昨今の厳しい経済情勢の下でも大学院進学希望者が多いことは、技術者・研究者として企業や研究機関に巣立つために、学部4年間の学習を基礎として、さらに大学院で高度な研究を経験することの必要性を感じる学生が増えていることを反映していると思われます。 本EPでは個々の学生の学習ニーズに見合ったきめの細かい講義・実験・演習・実習や集中講義を提供しています。 さらに、卒業研究、学会発表、企業や研究機関でのインターンシップ、国際会議、修士論文研究、博士論文研究で先端的な研究経験のできる多様なメニューを用意するなど、学生の期待に応える学習・研究環境の充実に努力しています。
本学は、大都市横浜に位置し、緑多く国際性豊かな環境の下で、学生諸君の学習・研究意欲を満たすことのできる最良の場であると自負しています。 本EPは、前身である工学部・知能物理工学科の精神を受け継ぎ、上記学科の教育研究上の目的のもと、EP担当教員一同、充実した教育成果と世界に伍する研究成果を社会に還して行く決意でおります。
皆様方のご支援・ご鞭撻を何卒宜しくお願い申し上げます。